仕事が出来ない部下、視点を変えると楽になる方法

こんにちは、さっこいチャンです。

リーダーにとって、部下を育成するのは大事な仕事の1つですよね。
「1」言ったら「10」分かる部下もいれば、「1」言って「2」の部下もいます。
本当にマネジメントとはそれぞれの個性をみて行うので大変ですよね。日々お疲れ様です。
そんな個性に合わせマネジメントを楽しんで行ってもらえると良いのですが、
もし、仕事が出来ない部下がいて、
イライラするようでしたら視点を変えると楽になります。

その視点とは、
「出来ないということは、それだけ困っている」というサインです。
困っていると自信も失い、自ら質問することも躊躇してしまいます。
そうすると、どんどん悪循環が生まれます。

では、出来ない部下がいた時に、どうすれば良いか下記の4つにまとめたので
是非参考にされてみてくださいね。少しでも気持ちが楽になると良いですね。

①人間が持っている人を見る時の癖を理解する

人は誰しも「得意なこと」と「不得意なこと」があります。
部下を見る時に注意して欲しいこと、
それは「1つ出来ないことがあっても、それがその部下の全てではない」ということです。
人は人を評価する時に、人間の本来もっている癖で下記の評価をしてしまいます。

特定の劣った ( 優れた ) 一面でその人のすべてを評価してしまう
・・・専門用語で「ハロー効果」と呼びます。

出来ない部分に注目しすぎるのではなく、良い部分や得意な部分も認め、
その部下の全体を見て下さい。

②どこが出来ていないのかを明確にする

①のハロー効果を理解したら、次はその部下の「どこが出来ていないのか」を明確にしていきます。
これには、しっかり聞く力が必要になります。

・専門用語の説明が多くて、説明されても理解出来てないのか
・理解は出来ているが、忘れる速度が速いのか
・段取りや優先順位付けが出来ていないのか

ここで注意して頂きたいのが、「理解力がない」など大雑把に解釈しないことです。
理解できないのは「なぜか?」などを繰り返し聞いていくと、
細分化でき対策に役立ちます。

③できるように具体的な対策を考える

できない理由を細分化できたら、次は対策を考えます。
この時には、下記2つに注意して下さい。

・「やる気」や「根性論」で結論付け終わらせない
・対策は「構造的に」に考える

例えば、
・専門用語が多くて理解できない場合 (言葉とイメージが結びついていません)
 →説明の際にグーグル画像を多用して説明する。
  言葉だけでなく、身振りも交えて説明する。


・理解は出来ているが、忘れる速度が速い
 (ワーキングメモリと言って頭にとどめて、行動に移す力が弱いです )
 →デスクトップなど目に見える場所に、忘れてはいけない業務を貼る。
  習慣になる迄、声掛けをする。


・段取りや優先順位をつけられない ( 頭の中の整理が出来ていません)
 →チェックリストを作り、進捗の認識合わせをする。

そんなこと、やらなくても出来るだろうと思う人もいますが
繰り返しになりますが「出来ないということは、困っている」ということなんです。

何もしないよりは、少しでも対策した方が進展がありますし
リーダーが一緒に動いてくれたことで、信頼感が芽生えます。
これは大きな原動力となる可能性もあります。

④出来ている部分をみつけて褒める

最後は、出来ている部分を見つけて褒めて下さい。
人の何よりの原動力は、自ら沸いたやる気です。
対策を練り、少し出来るようになれば、またやってみようという気持ちも芽生えます。

リーダーに褒められたら、誰でも嬉しいものです。
是非、褒めてやる気を伸ばしてみてくださいね。

出来ないことを明確にするにも、聞く力が必要です。
是非、身に付けて対策を練ってみてくださいね。

それでは、また。