会議で何を発言したら良いのか分からない
・先輩ばかりの会議で何を言ったら良いのか分からない
・何を言っても大丈夫だよと励ましてもらうが思いつかない
・発言できない自分に失望する
「発言出来る方法があったら知りたい」
今回は、こんな心の声にお応えしていきたいと思います。
・【簡単】発言の「型」についての手順 ※ 誰でもできます
・【初心者OK】更に簡単な「型」について
・心が軽くなる発言についての考え方
この記事を書いている私は、社会人を18年しています。
社会人時代の大半は発言に苦手意識がありましたが、キャリアコンサルタントの資格を取得し型を学んだことで今では発言に抵抗がなくなりました。また、この型が会議の整理に役立つ事から、重宝されて上司に会議へ呼ばれる事が多くなりました。
※簡単なので、是非トライです。
【簡単】発言の「型」についての手順
発言の型とはアサーションの「DESC法」と呼ばれる技法です。
アメリカの心理学者ウォルピーによって開発され、最初はカウンセリングの方法のひとつとして活用されていました。カウンセリングには、内気で人と会話をすることが苦手な人や、コミュニケーションがうまくできない人、つい引っ込み思案になって思ったことが言えない人などが相談にきます。ウォルピーは、その人たちを助けるために、アサーションという考え方を自己表現の方法として伝え、訓練したのです。
マンガでやさしくわかるアサーション
※訓練などと書いてありますが、そんなに難しくないです。私はすぐにできました。
次の、手順になります。アサーション「DESC法」の紹介。
これは、英語の【D】【E】【S】【C】のステップを踏んで自分の表現を作っていく方法です。
【D】Describe…自分が対応しようとしている状況や、相手の行動を描写する。
【E】Express…自分の感情を表現・説明する。
【S】Specify…相手に望む行動、妥協案、解決策などの特定提案をする。
【C】Choose…提案に対する肯定的・否定的な結果を想像し、その結果に対する選択肢を示す。
【D】…「話し始めてから1時間が経ちましたね」
【E】…「私は、今日はとても疲れていて、集中力が切れてきました」
【S】…「今日はそろそろ切り上げて、続きはまたにしませんか」
【C】…「切り上げてもよければ、近日中に私から連絡します。もし、このまま続ける必要があるなら、その話はあと10分ぐらいでできますか」
覚えておいて頂きたいのが、人の話は「事実・気持ち・希望」と全ての言葉を分けることができます。
まずは、出だしの【D】の事実を掴むことが大切です。
【初心者OK】更に簡単な「型」について
更に初心者に簡単な「型」の方法とは
【D】描写・事実・状況だけを繰り返すことです。
【例】:
「Aさんはこう思っていて、Bさんはこう思っているのですね。」
「Aの価格の方がBの価格よりも2倍高いですね。」
など簡単なことで大丈夫です。
この【D】だけを繰り返すメリット
・発言できている
・自分の考えではないので、否定も賛成もされず傷つかない
・会議の場では、参加者の気持ちが入り発言が混乱する場合が多いので、状況の描写や事実の繰り返しをするだけで参加者にとっても場が整理されて助かります※私はこれで重宝がられています。
【D】の発言だけを繰り返すと、会議での発言に慣れてきます。
自分が慣れてきたなと感じたら、次に【E】や【S】なども織り交ぜながら話すと良いでしょう。
何はともあれ慣れが一番大事です。
心が軽くなる発言についての考え方
・人の印象は、発言内容よりも発言の様子が記憶に残る。
・人の記憶は、1時間後に44%、1日後に26%しか覚えていません。
・人の発言とは、喉の強さにあるとされる説もあります。
・人の発言とは、安心して発言できる環境を作る側に責任があります。
発言できないのはあなたのせいではないです。
・お笑い芸人は、どんなことでも大きな声で堂々と話す指導をされます。堂々と話せば人が納得します。
少し気持ちが軽くなりましたか?
発言内容は気にしすぎなくて良いと思います。
それと同時に、発言が相手に伝わった感覚を味わうと、もう1回やってみようと思うのも事実です。
その感覚を覚えると良いですね。
慣れてくると発言が楽しいと思える日も来るかもしれませんよ。
発言や考えのアウトプットがあなたの人生を変え、より人生を充実させます。人はコミュニケーションが深まると、より人生が充実したと感じる調査結果が出ています。
【D】描写を繰り返すことからまずは少しずつ始めてみて、気持ちに変化があるかもしれませんね。
応援しています。
それでは、今回はこれで以上となります。