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「部下を育てる為に、自分の意見を熱く語っている。しかし、部下は成長しない・・・むしろ辞めていく。こんなに部下のことを想っているのに、なぜだろうか・・・。何が原因だろ・・・。」
自分の想いとは裏腹に、部下が想いを受け取ってくれず退職していく。
教えても教えても、退職が続くとリーダーも辛いですよね。
この記事を読むと、自分自身の伝え方を見直すことが出来、部下の退職率や精神疾患率が下がります。
・伝え方の知識が大切な理由
・あなたの伝え方は大丈夫?チェックしてみましょう
・私の意見もOK、あなたの意見もOK、アサーションという伝え方
伝え方の知識が大切な理由
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みなさんは、今まで一方的な上司の意見に我慢した経験はありますか?
その時に、どんな気持ちになりましたか?
私は、我慢した経験があります。
そして、我慢が続いた時に、下記のようなことを思いました。
・何を言っても無駄なので、その上司には必要最低限の接触にしよう
・自分のアイディアを言う気になれない
・退職や異動希望も視野に入ってくる
一方的な言い方は、部下のやる気を失わせ、退職も視野に入ってきます。
そして、チームは成長しません。
私は業務で300人の面談を実施してきました。
チームの中で、リーダーの言い方が災いして、退職を希望する、精神内科を受診する社員を多く見てきました。
伝え方が、部下の人生を変えてしまう事を覚えておいてください。
そして、伝え方が一方的なリーダーは、自分自身の伝え方が一方的だという事に気付いていません。
まずは、気づくことから始めましょう。
あなたの言い方は大丈夫?チェックしてみましょう。
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・不平や不満を部下が言う事は一切なく、統率がとれていると思う
・自分がリーダーなので、チームをガンガン引っ張る気持ちでいる
・ついて来ない部下がいたら、チームにそぐわないので辞めてもらっても構わない
・みんな自分の意見に賛成することが多い
・何かを決める時には自分の意見が絶対であると思う
・部下は判断できないので、常にリーダーである自分が判断する
この中で、1つでも当てはまるものがあったら、自分の言い方・伝え方は大丈夫か?と疑ってみて下さい。
上記のチェック項目は、全てコミュニケーションが「一方向」になっているのです。
相手がどう思っているのか?という観点に欠けています。
Aさんは、未経験で入社しました。
技術的な仕事でしたが、手に職をつけたいと思い、やる気に満ち溢れていました。
しかし、半年すると出勤が出来なくなってしまったのです。
よくよく事情を聞いてみると、所属するリーダーの言い方がキツく
次第にAさんは「自分はおかしいのではないか?」と自分を疑うようになってしまったのです。自身暗鬼になってしまい、自信を失くしていきました。
リーダーの言い方は、
「そんなこと当たり前ですよね」「なぜ、そんな思考になるんですか」というような相手を責める言い方でした。
「なぜそうなってしまったのか?」と一緒に原因を考え、相手に目線を落とすことをしていませんでした。
そして、Aさんは退職していきました。
熱意を持って入社して来てくれた人材を失う事は、会社にとっても大きな損失ですよね。
そして、Aさんの人生は変わってしまいました。
私の意見もOK、あなたの意見もOK、アサーションという伝え方
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もしリーダーが、退職率を下げたい・精神疾患者をなくしたいと思っていたら
「アサーション」というコミュニケーションを知っておくと変化がおきるでしょう。
アサーションとは「自分も相手も大切にする自己表現」という意味です。
それは、日ごろの人間関係において、自分の言いたいことを大切にして表現すると同時に、相手が伝えたいことも大切にして理解しようとするコミュニケーションです。
◆「攻撃的自己表現」ジャイアン
→本来ならば「頼むべきこと」を部下に命令し、押し付けて同意させ、自分の思い通りに相手を動かそうとします。
◆「非主張的自己表現」のび太
→我慢したり、「頼んでもいいこと」を頼まなかったり、断ってもいい場合に引き受けたりする言動をいいます。
◆「アサーション」しずかちゃん
→いずれでもなく、頼みごとがある場合は「頼みたい」と伝え、相手から引き受ける返事か返ってくることも、引き受けられないと言われることもあり得ると考える自己表現です。
あなたは、どのスタイルでしたか?
攻撃的自己表現の人は、特に権力や地位がある人、役職や年齢が上の人は、その立場を利用して、つい攻撃的な自己表現をしてしまいます。
攻撃的な自己表現をして、自分の意見が通った時には、必ず我慢している人がいる事を覚えておいてください。あなたの意見が通ったのは、我慢した人の上に成り立っています。
まずは、自分がどのスタイルであるか気づく事が第一歩になります。
それでは、本日の記事はこれで終わりになります。